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泌尿器科 女性泌尿器科
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名古屋の泌尿器科|本山腎泌尿器科ゆうクリニック

ED・男性更年期

LOH症候群って?

男性の更年期は女性の場合と異なり明確な時間的区切りはなく、そのホルモンの減少も通常は比較的緩やかなものであるため、男性の更年期症状は従来あまり問題にされてきませんでした。ただ確かに中高年の男性が、身体の不調や自律神経の症状を訴えたり、抑うつ的になることがあり、これらにはホルモンバランスの変化が関係しているのではないか?と考えられてきました。

それが2000年頃から欧米で、ADAM (Androgen Decline in Aging Male)という概念が提唱され、比較的急激な男性ホルモンの低下は、ひとつの病気であり治療の対象であると考えられるようになりました。最近では加齢の影響、社会的ストレスの影響を考慮して、LOH(Late-onset Hypogonadism)症候群=加齢男性性腺機能低下症候群という名称で呼ばれるようになりました。これは、年齢にともなう自然な低下より早い男性ホルモンの機能低下によりいろいろな症状が起こっているということです。

心と体と性機能に影響

LOH(ロー)症候群の症状は主に

  1. 精神・神経症状
  2. 身体症状
  3. 性機能関連症状

――の3つに分けられます。

「精神・神経症状」は、うつ、不安、イライラ感、集中力低下などとして現れます。社会生活や職場環境で生じるストレス性心身症に似た症状が中心となります。

「身体症状」は、ほてり、のぼせ、動悸、異常発汗、筋肉痛、関節痛、腰痛、頻尿などを招きます。これらはいずれも、自律神経失調症の症状と重なります。

「性機能関連」はEDや射精障害、性欲減退、オルガズム障害などです。3つの症状が個別に現れることは少なく、多くの場合、複合的に現れます。

男性更年期障害(LOH症候群)の症状

  1. 体がだるい、やる気が出ないなどの精神症状
  2. 発汗ほてり、睡眠障害、記憶力低下などの身体障害
  3. 性欲低下、勃起障害など性機能関連症状

診断・治療方法

診察は、医療機関によって異なりますが、一般的には問診票や、質問用紙の記入で行います。

診断方法

1.問診、質問紙
良く用いられるのはAMSスコア(Heinemann's aging male symptoms score)です。AMSスコアで27点以上は軽度の異常、37点以上は医療機関の受診が必要な中等度以上の異常が示唆されます。
2.血液検査 男性ホルモンを含む各種ホルモン値
3.精巣容積、前立腺容積など

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治療方法

1.ホルモン補充療法
不足している男性ホルモンを補充し、症状や機能を改善していく治療法です。高い効果が期待できますが、副作用もあるため慎重な治療計画が必要となります。注射剤または塗り薬があります。
2.漢方薬治療
3.サプリメント治療

ED

EDとは、「勃起機能の低下」を意味する英語【Erectile Dysfunction】の略です。医学的な定義では「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」とされています。つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもEDとなります。したがって、性行為を「常にできない人」はもちろんですが、「ときどきできないことがある人」も、「途中で萎えてしまう人」もいずれもEDと考えられます。最近、日本で行われたEDについての疫学調査の結果によると、日本でも現在、40歳以上の男性の半数以上が何らかの原因でEDになっていると考えられています。

EDの診断

実はEDであるかどうかの客観的な検査法はありません。その診断は問診だけで行われます。ED診断のための質問票が用意されています。さらに詳しくEDの原因やタイプを調べるときに検査が必要になる場合があります。

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EDの原因とタイプ

機能性ED

心因性ED
日常生活における心身のストレスや心理的要因による。たとえば結婚生活で奥さんとうまくいかない、経済的なストレスがある、毎日疲れている、など自分自身でほぼ原因に見当がつくものでは、カウンセリングや薬の服用で治ることもしばしばあります。過去のトラウマなど心の深層にあるものが原因の場合は、治療が難しいケースが多いようです。
精神病性ED
うつ病や統合失調症に伴うED

器質性ED:血管や神経の障害にともなうED

陰茎性ED
陰茎そのものの障害にともなうED
血管性ED
動脈硬化や外傷などで海綿体に流入する血管が狭窄または閉塞し、海綿体に十分な血液が供給されないことによる動脈性と、勃起を維持する静脈閉鎖機構の障害による静脈性とがあります。50歳以上の方に多く認め、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の患者さんや喫煙している方は動脈硬化を合併している率が高く、要注意です。外傷によるものに対しては、血行再建術により根治が可能です。
神経性ED
勃起をつかさどる勃起神経が直腸がん、前立腺がんなど骨盤内の手術や脊髄障害などで障害されることによります。
内分泌性ED
いわゆる男性ホルモンの低下による勃起障害。なかには下垂体腺腫や染色体異常によることがあります。
薬剤性ED
抗うつ剤や降圧剤など、使用されている特定の薬剤の中には、EDを起こすものがあります。

混合性ED:機能性と器質性が混在しているタイプ

代表的なものが糖尿病にともなうEDで、糖尿病と診断されただけで、心因性のEDになる場合もあるように心因性EDの要素があります。また動脈硬化による血管性EDの要素、さらには糖尿病が進んで神経障害をおこし神経性EDの要素とこれらのものが複雑にからんで糖尿病にともなうEDを形成しています。その他、腎不全や慢性前立腺炎などによるEDがあります。

まず医療機関に相談を

EDは、治療できる病気です。確かにかかりつけの診療所では、恥ずかしくてどうしても相談できないという方はとても多いようです。

相談しにくいかもしれませんが、医師はEDを医学的な見地からきちんと病気として理解しているので、全く恥ずかしがる必要はありません。適切な治療を受けるためにも、「うまく勃起できない」「性生活で悩みがある」「ED治療薬が欲しい」など、医師にありのままに現状を伝えましょう。80歳になっても性生活を維持されている方がいらっしゃるように、性機能の加齢による推移には個人差があります。

よりよい生活を送るという点から、もし、あなた自身が勃起機能の低下を感じられているのなら、一人で悩まずに、一度専門医にご相談されてみてはいかがでしょうか。治療はバイアグラだけではありませんよ。

Q&A

62才男性です。数年前からEDで悩んでいますが、病院へ行くのは恥ずかしく、インターネットでバイアグラを手に入れてのんでみました。少し効果はあったのですがそれ以来体調をくずし今でも倦怠感が続いています。どうしたらいいでしょう?

インターネットなどで出回っているED治療薬は55%以上が粗悪品だとの調査結果がでています。中には中国製などの大変危険なものもあるようですので、手を出されない方が賢明だと思います。

日本の厚生労働省はEDの保険診療を認めていませんが、その結果が禁酒法時代のアメリカのように、アンダーグラウンドの不正なED治療薬の横行を生んでいるとも言えます。EDは動脈硬化の最初の症状である場合も多く、専門医はきちんと対応しますので恥ずかしがらず受診されることをお勧めします。

現在、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の内服治療薬があります。正しく服用すれば極めて安全な効果の高い薬です。それぞれ特徴があり内服の仕方も異なっていますので、のみ方が悪いと効かない場合も多々あります。

専門医から正しい指導を受け、きちんと服用すれば70%の患者さんに効果があります。またどうしても効かない30%の患者さんには、注射による治療など、他の治療オプションもありますので、あきらめずに受診されることをお勧めします。

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